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2005年7月の10件の記事

2005年7月27日 (水曜日)

歯が痛かです。。。

昨日から歯が痛かです。歯と言っても、奥歯の奥の歯茎が大きく腫れ上がり、食欲もなければ、喋ることすら億劫です。長年放っておいて『親知らず』いよいよ頭角を現したようです(泣)この痛さでまるで思考力ゼロです。なのに、昨日も出張。今日もこれから福岡空港から出張へ。とにかく痛かです。。。

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2005年7月24日 (日曜日)

今年も夏に間に合いませんでした

チョー久しぶりのブログです。昨日は2週間ぶりにスポーツクラブへ。このところメッチャ忙しかったのでホント久しぶりのスポクラでした。我がスポクラでは初めてのBTSイベントがあった。うちのスポクラは『なんちゃってコナミ』なのに、イベントまでやってくれるなんて・・・感謝感激です。イベント内容は、まだ我がスポクラでは導入前のボディアタックとボディステップの特別レッスンと、90分枠のボディコンバットマラソンでした。しかし、2週間ぶりの私にとって90分間全14曲はきつかった~もう倒れそうでした。

今日はそういうことで、フィットネス関連の話題です。まずは、日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会が出した肥満度BMI(Body Mass Index)を用いて自己判定してみましょうhiman01 BMIは『体重kg/(身長m)』で算出します。BMIが18.5未満なら低体重(やせ)、18.5以上25未満なら普通体重(正常)、25以上なら肥満なんだそうだ。ちなみに私・・・いつのまにやらギリギリ肥満の仲間入りしてた(泣)

左のグラフは厚生労働省が今年4月に出した国民健康・栄養調査結果より、年代ごとのやせ、普通、肥満の割合を出したものである。私の属する40代は肥満が34.4%、全年代を通じて一番多い。30代以上は3割以上が肥満なんですね。こりゃ痩せなきゃみっともないネ。逆にやせ(過ぎ)は女性の20代が一番多い。また、同じ40代でも女性の肥満は2割を切っている。女性の皆さんはスマートなんだね。

himan02 右のデータも興味深い。これは肥満者の割合を過去5年毎を推移にして比較したものである。男性の肥満は年々増加傾向にあるが、女性は全年代とも確実に減少傾向にあることがわかる。女性の皆さんは努力してるんですよねぇ。

更に、BMIが25以上で、男性のウエスト85㎝以上、女性のウエスト90㎝以上だったら『上半身肥満の疑い』なんだそうだ。そして、腹部CT法による内臓脂肪面積100cm 以上の人は『内臓脂肪型肥満』と診断されるんだそうだ。ヤバイな。

himan04 また、厚生労働省では運動の習慣についても訊いている。運動習慣(1回30分以上の運動を週2回以上実施して、1年以上継続)のある者の割合は男女とも60歳代が最も高く、次いで70代。4割って、皆何しているんだ~?ゲートボールもそんなに沢山は居ないはず。わからん。

それにして男性の40代って一番運動をしてないな。私もこの1年スポクラ行ってなかったから、運動習慣はないことに属する。でも、今年の4月からスポクラ復帰して『夏までには水着が着れる様に痩せよう!』と思ってたのに。。。1週間に1回のペースではなかなかダイエットには繋がらず、逆に帰宅してからのビールが美味しいだけ(^^ゞ 痩せたいのだが、毎日飯がうまい。

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2005年7月14日 (木曜日)

CoolBizで失礼致します!

cool0 最近、よく見かけるこのポスター。仕事柄、色んな会社訪問していると・・・『クールビズで失礼致します』と言う言葉が最初の挨拶になるところが結構多い。相手様はスーツ・ネクタイなしのファッション。でも、私はスーツ・ネクタイ。私はいつも訪問する側なので、相手様に合わす事が優先されて必然的にスーツ・ネクタイ姿となってしまう。

『クールビズで失礼致します』と言う言葉で挨拶が始まると・・・必ず、クールビズ導入後の感想談話が次の話題となる。これ、『クールビズ実施企業の法則』(笑)先日もある企業の(とても暑がりの)部長がおっしゃっていました『男性がネクタイはずしたら女性が暑いと言い出した』と。確かに、室内の温度計は28度を超えている。。。たまらんのは皆さんよりこっちである。(汗)CSはどうなったのでしょうか?『どうぞ、どうぞ、スーツ・ネクタイをはずして下さい』と一言言ってくれたならなぁ~。

cool01 日経BP社の調べではクールビズ実施企業は約4社に1社の割合。まだまだなんですね。ちなみに、わが社は政府に言われなくてもクールビズやってました。自宅事務所ですから。あんまり冷やすと政府ではなく嫁に言われますから(笑)

cool02 クールビズ実施している企業と実施していない企業では室温が1.5度も違うというアンケート結果。確かに!私もそれは肌で感じます。やってる、やってないとでは全然、室温が違いますね。

cool03 しかし、半数以上の方が『浸透、定着はしない』と答えていますね。『顧客とのビジネスシーンでは、相手もそうでないと普及しない』というような理由が一番多かったとか。なかには、『以前の省エネルックと同じ』・・・確かにありましたね、そんなのが。。。ただ、時代は変わっています。環境に対するモラルはどんどん上がっています。普及・定着を期待したいものです。

cool06 ユニクロや西友や色んな量販店、百貨店では、今や『クールビズ・ファッション』が花盛りです。そう!ネクタイはずすと今まで以上に、個人のファッションセンスの差が見えてきますね。お客の目でいますとよくわかります。だって、今まではアクセントになっていたネクタイしか見えていなかったのに、アクセントがないもんだからファッション全体を見てしまうんです。特にシャツの折り目と襟の立ち具合は目立ちますね政府のHPにも書いてありました。『家庭でワイシャツをプレスする場合、衿に多めに糊をスプレーする』ただ、アイロンのかけ過ぎには注意しなくちゃね。だって、会社ではクーラー止めて、家でアイロン掛け過ぎちゃ意味ないもんね。

DVC00010 昨日、撮影した福岡市内です。福岡市は全国に先駆けて、7月1日より『屋外でもクールビズ!』を呼びかけています。これにより、ご覧の通り、街中の男たちがスーツ・ネクタイどころか、ズボンもパンツも履いていません。。。ウソでーすッ!これはクールビズではございませんから。

涼しいどころか、暑い博多の町を更に熱くする博多山笠は明朝の追い山でいよいよフィナーレです。

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2005年7月11日 (月曜日)

アイスも力一杯売らなきゃヤバイ!

ice01 アイスクリーム・シャーベットに関わる全国の消費支出額を観ると、昨年7月度は前年対比141%も売れています。これまで飲料やうなぎで述べて来たように、昨年7月は猛暑のため『夏物商品』が飛ぶ様に売れたことを意味しています。そうです!アイスも力一杯売らなきゃヤバイんです。左の全国指数をご覧の通り、7月8月と爆発的に売れる商品です。

ice02 地方別の年間支出金額を観ると・・・面白いことに日本の両脇(北と南)ほど、アイスを食べない傾向にあります。(笑)これは意外でした。ice03 更に、都市別のベストとワーストを観ると更に意外なことが発覚!一番暑い沖縄が一番アイスを買わない。。。沖縄には有名なブルーシールと言うとっても美味しいアイスクリームがありますが、現地の人はあんまり食べないのかなぁ~。ま、それにしてもこれまでの商品に比べて、アイスはベストとワーストの金額開きが小さい商品(つまり地域性の薄い商品)と言えます。

ice04 昨日のうなぎでもお話したように、アイスも7月と8月だけに集中して売上が伸びる商品ですので、 年間の平均日額より日別指数を算出しました。ご覧の通り、7月、8月と高い指数が続きますが、特に7月20日辺り、つまり夏休み突入とともに一段と消費傾向が増大します。品切れのないようにきっちり売りたいものです。

ice05 以前の売場クリニックでこんなアイスコーナーを見つけました。これじゃあきまへん!だって、どこに何があるかわかりません。こんなアイス売場に限って肝心な売れ筋商品が品切れしているのです。何故なら、売れ筋が補充されているかどうかもわからない棚割だからです。かごや仕切り板を使ってキッチリと棚割を固定しましょう。それだけでこのようなお店は売上が伸びます。即、実行しましょう!

ice06 よく常時『アイス全品2割引』を実施しているお店がありますが、同じ2割引をやるなら・・・100円アイスの場合、『よりどり5個398円』の方が10~15%ほど売上が上がるという傾向があります。たまには、こんなインプロ企画もいいのではないでしょうか?但し!右写真のように『よりどり5個398円』を強力に商品の近くで訴求することがポイントです。

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2005年7月10日 (日曜日)

うなぎを制する者が7月の鮮魚を制する!

unagi01 わ~い、早くも売場の写真が送られてネタを振って頂きました~♪\(^o^)/ 会社名、店名は内緒ということで、HN『大うなぎ』さん・・・おいおい、ここの以前の記事(5月24日)から取って付けた様なHNですね(笑)いずれにせよ、有難うございます!いやぁ、私好みの賑やかで派手な売場ですね。非常に狭いお店ということですが、力いっぱい演出されています。この時期、グッドです!

unagi02 全国的に観て、『うなぎの蒲焼』は右図のように、6~8月で1年分を稼ぐ様な商品です。特に、7月は『土用の丑』が定着していますから大爆発しています。

unagi06 日別指数を見る場合は、このように7月の売上が特別に高いので、7月単月の日別を見るのではなく、通年の平均日商で割らなければ、目測を誤ります。左図は通年の平均日商で割り出した日別指数です。ご覧の通り、7月の頭から絶好調、特に土用入り(昨年は19日)の1週間前辺りから売上は爆発し始めます。更に、その売上の高さはお盆期まで続きますので、キッチリ攻めたい商品群と言えます。

今年も19日が土用入り、そして28日が土用の丑です。unagi07 皆さんのお店でも『大うなぎ』さんのお店のように、うなぎの売場を拡張、品揃え、演出は大丈夫ですか?右図は弊社独自で調査したアンケートデータです。山椒、錦糸卵、漬物(奈良漬)、紅生姜、お吸い物の素などうなぎの関連販売として、絶対に必要ですよ。特に、奈良漬は百円台で買える小さな規格があるといいですね。ところが、よく見かけるのが・・・うなぎよりデカイ奈良漬(398円)。。。うなぎ丼ならず、奈良漬丼になりそう。(涙)

unagi09 先日、ローソンに行ったら土用うなぎの予約を受け付けておられました。最近では、コンビニでのうなぎ予約受付も食品スーパーを追い越す店舗もあります。そのぐらい力が入っているのです。unagi05 右はイズミ・ユメタウンさんのサイトから見つけたうなぎ予約です。毎年思うのですが、イズミさんの予約パンフは商品訴求がポイントをついていて、掲載される写真も実に美味しそうです。(食べたことはないんですが・・・)

この二つの写真を見て何か感じませんか?うなぎの色の違い。。。私はどう見てもイズミさんの方が美味しそうに見えるのですが。ローソンさんの方は焼けて見えない。煮魚みたい。でも、これは地域差や個人差があると思います。先日、東京のスーパーで見たうなぎの色は九州のものとは違ってたもんな。あ、今年のイオン・ジャスコさんのTV-CM・・・山口智子さんが出てる鹿児島うなぎ。あれは山口さんのキャラとマッチしててとっても美味しそうですね。

皆さん、うなぎは昨年、前年対比で118%伸びている商品です。しっかり、うなぎを売らないと7月度の鮮魚部門は必ず前年割れしちゃいますよ。大手に負けじとうなぎの予約、拡販に努めましょう!『うなぎを制する者が7月の鮮魚を制する!』

unagi04 では、最後に面白い切り口からの売上アップのヒントです(笑) 都市別ランキングを観ると、中部・近畿が上位独占してますねぇ。トップはあの!『ひつまぶし』の名古屋です。そうです・・・名古屋名物『ひつまぶし』を生活提案して一人当たりの食べる量をアップさせて買上点数を上げるぅ~?(~_~;) いや、マジに食べ方の提案は必要でっせ!

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2005年7月 7日 (木曜日)

7月10日は『納豆の日』です!

nattou07 今日、このブログ読者の匿名希望さんから左の写真が送られて来ました!『7月10日は納豆の日』の提案POPですね。いい仕掛けです。料理の仕方も『めかぶ納豆』で食べ方提案されています。涼しげで食欲を誘いますね。また、このPOPの取り付け方が素晴らしい!通路に垂直…立寄り率をアップさせるとてもいい取り付け方です。

皆様もご自慢の売場や売りの仕掛けがありましたら、ケータイの写真で構いませんのでお送り下さい。ここのブログで全国の方にご紹介します。(匿名希望の場合はちゃんとその都度を書いておいて下さいね)あ、紹介されるより、内緒で売りまくった方がいいのかな?(笑)

nattou01 今朝、うちに折り込まれた西友さんのチラシにも『納豆の日』の生活提案が。こちらは『オクラ納豆』での紹介でした。真ん中に生卵が落とされていてこちらも実に美味しそう!チラシの写真もこのぐらい美味しそうじゃないと食欲(買う気)を誘いませんね。(笑)

『納豆の日』のいわれは・・・全国納豆協同組合連合会(全納連)が、語呂合わせで7月10日を納豆の記念日としただけで、特に意味はない。しかし、この『納豆の日POP』が付いているのと、付いていないとでは売れ行きが大きく変わる

その証拠に・・・数年前、スーパーでの買い物から帰った嫁はんに『今日は何の日か知っとうね?』とクイズを出されたことがある。こんな仕事をしている私に・・・である。失礼な(笑)どうやら、買い物に行ったスーパーで『7月10日は納豆の日』というPOPを見て、納豆を買って来たのである。つまり、まんまと乗せられたのである。(爆)

nattou04 全国的に見て納豆の消費は年間を通じて安定しており、特別な季節性はない。いや、どちらかと言うと、7月が一番低いとも言える。だから、7月にイベントをやるのかもね。

nattou08 3年前から、全納連はこの日にちなんで『納豆クィーン&納豆キング』なるものを選んでいる。2002年が菊川怜、2003年が永井大、昨年が上戸彩と佐藤藍子。そして昨日、今年の納豆クィーンとキングが発表されて、華原朋美と谷原章介が受賞した。華原は油揚げに納豆を包む「納豆包み揚げ」、谷原は刻んだオクラなどを混ぜた「バクダン納豆」などのお勧めレシピをそれぞれ紹介したそうだ。確かに、全納連のHP(http://www.natto.ne.jp/queen/04710/2ndqueen.html)を覗くと昨年受賞した上戸彩と佐藤藍子のオススメレシピが掲載されている。nattou09 このような有名人料理レシピを食品スーパーで配ったり、POPで紹介して頂くともっと売場は活性化するのになぁ~。スポーツ新聞の記事に紹介されても売上は上がらないと思うけどなぁ。もったいない。

nattou06 では、最後にいつものやつです・・・都市別ランキング(笑)やはり、良く食べる関東、あまり食べない関西のようですね。一昨日、うちでは『関西風お好み焼き』に納豆を混ぜ込んで焼いてみました。とっても美味しかったですよ。関西の方、いかがでしょうか?是非、ご賞味を!

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2005年7月 6日 (水曜日)

七夕メニューは何で攻略するか?

今日は7月6日。『この味が・・・いいね』と君が言ったから7月6日はサラダ記念日。俵万智さんが『サラダ記念日』を出されたのは1987年(昭和62年)のことだったんですね。その年に生まれた次男もいよいよ大学受験ですわ。(関係ないですね) 今日ぐらい、青果、鮮魚、精肉、グロサリーの各部門で『サラダ記念日』の訴求が欲しいものです。

まずは昨夜のクイズの回答から・・・『持ち帰り寿司の2月は何故高い?』でしたね。回答の募集はやっていなかったのですが、何人かの方から回答の応募を頂きました(~_~;) 正解率は5割ぐらいでした。間違った答えで一番多かったのは『受験のため』でした。いや、間違いと断定してはいけませんね。私が考えている答えが間違っている可能性もありますから。私と約5割の方が考えた答えは『節分の丸かぶり寿司』です。たぶん、そうだと思います。

tanabata02 先日、あるスーパーでこんなものを見ました。七夕竿です。いいですねぇ。見てるだけで清涼感を与えてくれますし、近所のお子さんたちが一生懸命に書いた短冊にこのスーパーの地域密着を感じました。昔、私が新入社員の頃、某大栄店で子供たちに『大きくなったら何になりたい?』を短冊に書いてもらっている時、一人の子供に訊かれたのを思い出しました。『オジサンは大きくなったら何になりたいの?』・・・とても衝撃的でした。私の大きくなり方がまだ足らないのか。はたまた、就職して某スーパーマンになったのですが、それではダメなのか。。。(ーー;) 今、訊かれても困る質問です。

tanabata03 明日はその七夕です。七夕には何を提案すればいいのか?朗報です!その悩みにお答えします!右図は『七夕の夕食メニューにふさわしいのは何ですか?』と当社モニターにアンケートした結果です。枝豆と焼なすは調査を始めて8年間不動の1位、2位です。

続いて、メインディッシュ系としては冷しゃぶ、鶏の唐揚げ、手巻き寿司、冷やっこ、そうめん、チラシ寿司・・・など、定食っぽいものではなく、みんなでワイワイ自由に食べれるオードブル的なメニューが多いのが特徴です。

edamame02 夏の風物詩でもある1位の枝豆は家計消費支出でいう『さやまめ』に含まれます。しかし、さやまめには4~6月に出回る『さやえんどう』や『グリンピース』、6~8月に出回る『枝豆』と『さやいんげん』が混在しているため、純粋に枝豆だけで判断はつきませんが、いずれにせよ7~8月は年間最大のピークを迎えます。

edamame03 枝豆は大豆になる未熟豆で、疲労回復など夏バテやアルコール分解にもいいらしい。また、便秘や肌荒れ、貧血予防にもなるので女性の美容にもとてもいいらしいですよ!

『売上アップの近道は売れるものをもっと目立たせろ!』です。生の枝豆も冷凍食品の枝豆も派手に演出して是非、売り込んで頂きたいものです。

七夕メニューの新攻略法・2010年度版をこちらのページ(http://pipika.air-nifty.com/blog/2010/07/2010-2789.html)で公開中です。どうぞ併せてご覧くださいませ。

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2005年7月 5日 (火曜日)

鉢盛(オードブル)の仕掛けはお早めに!(その3)

今夜も3話連続の鉢盛(オードブル)特集です。susi03 あと、残された鉢盛といえば・・・握り鮨、助六(巻き寿司、いなり寿司)盛合せなどの寿司類です。これは家計消費支出で言うところの『寿司(弁当)』に該当します。つまり、飲食店以外での持ち帰りの寿司類を指しています。左に示した通り、全国的に観て寿司類の支出のピークは2月、8月、12月の3回です。12月は年末対応、8月はお盆と言うのは誰でもおわかりでしょう。では、ここで問題!2月のピークは何故なんでしょうか?!皆さん、わかりますか?(笑)答えは明日のブログで書くことにしましょうかね。。。

susi04 刺身、天ぷらフライの時と同じように、お盆時期の指数を全国の地方別にグラフ化したのが右図です。ご覧の通り、寿司類に関するお盆対策が必要なのは・・・北海道と関東を除く、全地域です。中でも特に、東北、北陸、中国、近畿、九州は大ヒットしそうですね。

susi05 ここで気になるのはお盆商戦から外れた北海道と関東。この地域ではいつ寿司が売れるのでしょうか?北海道ではダントツに12月の年末商戦。関東地方は12月にちょっとしたピークがあるものの、やはり年末商戦もお盆商戦も他の地域に比べると期待できず、通常月をキッチリ売り込むことが重要だと言うことがわかります。

susi06 ちなみに、寿司類の年間支出額の高い都市は名古屋、大津、京都、奈良、神戸・・・と東海、近畿に集中しています。逆に、年間を通じて寿司類を買わない都市は・・・鹿児島、那覇、福岡、熊本、長崎、宮崎、佐賀・・・と言うように、九州では大分以外の全都市がワースト10入りしてしまいました。しかし、これも『天ぷらフライ』と同じように、上のグラフに示すようにお盆の指数は高いのですからしっかりと仕掛けておくべきです。

susi02 仕掛け的には刺身、天ぷらフライの時と同じように、ポスターやPOP、更には右のような申込書を兼ねたパンフレットを準備しておく必要があります。

susi01 そして、いつも寿司を販売しているコーナーのところにも右写真のような写真パネルやポスターなどを掲示して早めの予約を促進しましょう。更には、中小の食品スーパーこそ、申込締切日をぎりぎりまでに設定して小回りの利く機動性で大手のスーパーに対抗したいものです。

以上、3話連続で鉢盛(オードブル)を特集してきましたが、鉢盛は基本的にロスがなく、利益が確実に取れます。更には、事前に大きな売上予測も立ち、また作業計画も立てられます。つまり、『帰って来る街』にとって鉢盛企画は実施しないと損と言えます。

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2005年7月 3日 (日曜日)

鉢盛(オードブル)の仕掛けはお早めに!(その2)

先ほど、出張より戻りました。ちょいと疲れておりますが、頑張って書きますネ!!1日開きましたが・・・さぁ、今夜もお盆の鉢盛(オードブル)特集、その第2弾で、hatimori02 家計消費支出の項目で言うところの『天ぷら・フライ』を調べてみました。全国の消費支出の月別指数をグラフ化してみると、年間の最大のピークはダントツに12月ですが、次なるピークはやはりお盆に当る8月です。となると、刺身盛合せと同じように、お盆用の仕掛けが必要となるわけです。

hatimori03 そのお盆用の『天ぷら・フライ類』を中心とした鉢盛(オードブル)の仕掛けが是非、必要と思われる地方は右のグラフをご覧の通り・・・8月の指数が非常に高い東北、北陸、九州です。そして更に、東海、中国、四国も仕掛けておきたいところです

hatimori05 『天ぷら・フライ』の年間支出額の多い都市は、刺身盛合せに続き福井市がトップ、続いて新潟、富山と続き、珍しいところではSachimiさんの住む隣街の前橋市も6位初登場です。(笑)

一方、『天ぷら・フライ』の支出が一番低いのは鹿児島市なんだそうだ。うちの実家。。。そうかなぁ~結構、スーパーや仕出し屋さんで鉢盛を頼むけどなぁ~(ーー;) 鹿児島市以外でも、福岡市、佐賀市、熊本市、宮崎市など九州の各都市がワーストの方でランクインしている。エーッ?意外!って感じです。じゃあ、お盆の鉢盛は売れないの?でも、売れてるよねぇ!と疑問がわく。

hatimori04 ここで、九州だけの『天ぷらフライ』の支出指数を右にグラフ化してみた。どうです!ご覧の通り、お盆と年末だけがめっちゃ売れて、他の月はほとんど売れないと言うことがわかります。やはり、データはうそをつきませんね。(笑)年間の消費支出は少なくてもお盆と年末は派手に仕掛ければ売れる証拠です。

hatimori01 左は当社の直営店で昨年、作成したお惣菜の鉢盛(オードブル)のポスター及びパンフレットです。ちなみに、私がワードで手作りした作品です(笑) 当社では・・・

●伝統のお煮〆を中心とした『和風バラエティ』

●お子さんが好きなメニュー中心の『洋風オードブル』

●みんな大好き『中華団欒円卓』

3種類を6000円均一で用意して、更に買上点数アップを狙って『2つで1万円、3つで14000円』とお買い得バンドル特価も設定しました。これにより、予約頂いたお客様の9割近い方が『2つで1万円』を買われました。注意点は田舎になればなるほど、鉢盛の値頃は上昇する法則があります。仕出し屋さんの折込チラシなどもよく研究して売価設定することオススメします。

最後に、昨年お盆の後に、お客様にお聞きした各オードブルの中で一番人気だったメニューをご紹介しますネ! ●和風バラエティでは・・・『餡掛け白玉団子』 ●洋風オードブルでは・・・『揚げたこ焼き』と『チョコ掛け生シュークリーム』 ●中華団欒円卓では・・・大学芋』

おわかり頂けましたか?(笑)事前の調査で一般的な鉢盛(オードブル)に対して・・・『子供の好きなものがあんまり入っていない』『デザート・お菓子類が少ない』と言う不満データに目を向けただけですよ。貴方のちょっとした気配りや工夫でライバル店との差別化になり、又 お客様に大きな感動を与えることにも繋がるのです。

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2005年7月 1日 (金曜日)

鉢盛(オードブル)の仕掛けはお早めに!

さ、いよいよ今日から7月ですね。夏商戦本番です。食品スーパーの皆さんは店内の仕掛け作りは順調ですか?もし良かったらこのブログも少しでも参考にして頂けたら幸いです。

sasimi01 今日は『刺身の盛合せ』特集です。その中でも大きな商品・・・オードブル商材です。九州ではこれを『鉢盛』と呼び、お盆に向けて派手に売り込まなければならない商品です。

左には刺身盛合せの月間指数をグラフ化してみました。年末に次ぐ大きなマーケットがこの8月にやって来ることがわかります。

sasimi02 また、年間の刺身盛合せ支出金額を地方別に比較してみると、よく食べる地域(北陸、関東、九州)、まあまあ食べる地域(中国、東海、東北、近畿)、あまり食べない地域(四国、北海道)の大きく3グループに分かれます。しかし、これでは『お盆商戦』の重要性は見えません。

sasimi03 そこで、地方別のお盆時期の指数だけを棒グラフにしてみました。こうしてみると、年間総支出金額とは関係無しに・・・特に!東北、北陸、中国、四国、九州の地域ではお盆時期での刺身の盛合せ、つまり鉢盛(オードブル)の売込みがとっても重要だとわかります。

sasimi05 お盆時期の鉢盛売込みとは、これからの予約訴求です。もう7月・・・鮮魚売場では右写真のようなビジュアルなPOP(ポスター)が貼られていますか?もしまだでしたら、すぐに用意してお盆の予約対応に備えましょう!

sasimi06 欲を言えば、POPやポスターより左写真のようにセミ多段の冷ケースの上などに、実際に使用する大皿と盛り付け写真を展示して、その大きさを実感してもらった上で予約していただく形をオススメします。

お盆商戦は『帰って行く街』と『帰って来る街』とでは大きく攻め方が異なります。そして、年間でお盆商戦が重要となるのは『帰って来る街』(田舎とも言う・笑)です。私のいる九州も含め、『帰って来る田舎』のスーパーの皆さん、早めの準備がお盆商戦の勝利を呼び込みます。お急ぎ下さ~い!

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