ネット版 年末商戦セミナー2006《第2話・魚介編》
以前のネット社会では沢山の方にコメントやメッセージを頂いたりしていたのですが、近年はmixi などクローズドネットが流行りだして、このようなオープンブログにはなかなかコメントも頂けなくなりましたね。そりゃぁ~どこの誰が見ているのかわからない…いわば『危ないオープンネット』ですから、書き込むにはそれなりの勇気と配慮が必要ですもんね。それからすると、mixi はやはり時代的ニーズに必要不可欠なネット世界と痛感します。
でも、そんな中、昨夜は『今日の日記は素晴らしい!』『ネット版年末セミナーはめっちゃ面白かったですよ!』などと沢山の方に直メールを頂きました(^_^)v ウソです。たった2通です(^_^;) ってことで、今日も早速 《第2話・魚介編》 を書いてみることにします(*^_^*) おだてられると木でもスグに登ってしまう…ホントに調子のいい私です(^^ゞ
第1話と同じように、表は昨年度12月の魚介類の日別消費支出金額を指数化し直したものです。100が1日平均の支出額を意味し、100を上回るほど良く売れる日と思って下さい。
【クリスマス商戦】
●まず生鮮魚介では、まぐろとさけ、そして刺身の盛合せがいつも以上によく売れます。 いつも販売している【刺身の盛合せ】以外に、まぐろやサーモンを使った冷製オードブルや海鮮サラダ、マリネ・カルパッチョ類を見た目豪華に提案すれば、必ず売れます。別に鮮魚部門でなくても、惣菜部門でやっても構いません。昨年と同じ商品、売場では絶対、前年割れしちゃう近年ですよ!未だに昔ながらの魚屋を貫こうとする職人気質の鮮魚チーフさん!積極的に前向きにチャレンジしましょうネ!(^_-)-☆
●また塩干においては、塩さけと《他の塩干魚介》、そして《他の魚介加工品のその他》が爆発しています。 《他の塩干魚介》はクリスマス用の【いくら】と正月用【塩数の子】の前倒し販売が予想できます。 《他の魚介加工品のその他》はスモークサーモンと思われます。
●まぐろ、サーモン、いくら、などをトッピングした【ファミリーちらし寿司】は値頃980~1000円で、寿司コーナーや惣菜部門でもよく売れている商品です。通常販売しているチラシ寿司の単にご飯の量を多くするのではなく、トッピングの豪華さに気を配りましょう!
【年末商戦前半(27~29日)】
●やはり、際(キワ)の2日間ほどは動かない前半です。特に、まぐろ、さけ、ぶり、かきなど生食系はなかなか動かないの実態です。特にまぐろに至っては26~28日は平日以下の消費金額です。
●わかりきったことですが…比較的に早く動くのが、えび・かにの凍魚類、たらこなどの塩干類、かまぼこ類、おせちに使う佃煮類です。限られた売場スペースを効果的に活用できるように、前半はこのような商品に大胆にスペースを割いて販売しましょう!
●ちょっと『刺身の盛合せ』をご覧下さい。爆発的に売れるのは31日だけ です。そりゃぁそうですよね。お正月の何日も前からお正月用の刺身盛り合わせを買う人はおりませんもんね。そこで、『切り立てが一番美味しい時!』というPOPを付けて、柵取りを前倒しに量販しなければなりません。
【年末商戦後半(30~31日)】
●30~31日は精肉部門の売上の2倍から3倍売るお店も珍しくないほど、鮮魚が売れる際の2日間です。それからすると、思い切って『まぐろやぶりの鮮魚』を前面に押し出した折込チラシがお客様のハートを掴むことでしょう。
●上にも書いた《刺身の盛り合わせ》は指数842ととんでもなく31日に集中します。ちょっと豪華な容器に、刺身柵の2点盛りから7点盛りなどの『柵のバラエティ盛合せ』を積極的に売り込みましょう!人員的に不足なお店では特に効果的かつ満足度の高い商品です。
●かまぼこ類は29日、30日をピークに31日は4割ダウンから半減します。わかっちゃいることですが・・・初商が3日以降のお店にとっては見切りのタイミングが非常に重要だと言えます。
それでは今日はこの辺で・・・。明日は朝から夕方まで【PIPIKA JAPAN TOUR 2006 FINAL】in KAGOSHIMA です。では、これより鹿児島へ移動します。
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