節分チラシを徹底比較してみよう
明日は節分です。皆で豆まきして、北北西の方を向いて太巻き寿司を丸かぶりしましょう(^_-)-☆ 食品スーパーを観て廻っても・・・総合的に色んな『節分』を仕掛けているお店と、全然仕掛けていない(豆と寿司しかない)お店・・・というようにレベルはバラバラですね。このような生活歳時への取り組み、小さな積み重ねが大きな企業間格差となるんですよね。今日は各企業のチラシの節分スペースを比較してみましょう。(各チラシをクリックすると大きく拡大して見れます)
これは九州地区に入ったジャスコ(イオン)さんのチラシです。節分寿司、節分豆、節分いわしなど総合的に提案されています。私の毎月の『商売のヒント』講演でも申し上げたように・・・特に、今年の節分は土曜日に当る事もあり、『家族で手巻き寿司パーティー』をも彷彿させています。私も大賛成です!そして、ジャスコさんのいいところは、『春野菜』も同時に紹介して春らしさの演出。さらには、付け合わせとして『節分そば』『唐揚げ』『茶碗蒸し』を提案されています。素晴らしいです!(*^_^*)
ただ、右側は『恵方巻』発祥の地でもある関西地方のジャスコさんのチラシですが。。。大丈夫かな??? いや、今日、明日辺りに重ね打ちされるのかな?コメントは控えておきましょう。
左は関西地区のヨーカ堂さんのチラシです。メイン商品は418円の恵方巻とワンランクアップの880円の海鮮巻きのようですね。恵方巻発祥の関西らしく巻き寿司材料もしっかり提案されています。そして、唯一、ヨーカ堂さんだけ、柊《ひいらぎ》を提案されていました。そうそう!イワシの頭をこの柊の枝に刺さなくちゃいけませんからね(^_-)-☆
面白い事に同じヨーカ堂さんでも東北地方に入ったチラシ(右側)はまた全然違いますね。関西に比べ恵方巻の普及率が低いせいか、紹介スペースも小さく寿司材料の紹介も少ないですね。節分そばが《焼きそば》???というには九州の私にはびっくりでした。おぉ!東北では同じワンランクアップの海鮮巻をハーフ450円で販売されていますね。値頃感を大事にする意味で、私もこちらに賛成!!(いや!本場関西では1本880円の方が売れるのかもしれませんね)
これは同じ東北地方のベニマルさんのチラシです。まず、色がいいですね。春を感じさせます(*^_^*) 恵方巻は420円、480円、680円で展開。そして、寿司材料、節分豆、節分そば、節分いわしなど総合的に提案されています。特に、私が興味引いたのが・・・『寿司種単品2色盛セットよりどり3パック1,000円』いいなぁ~この企画。つまり、お好きなネタをお好きな量だけ!という実にお客様本位の企画ですよね!素晴らしいです。どんな売場で展開されているのか、今すぐにでも見に行きたいです。
最後はゆめたうん(イズミ)さん。これも『巻き寿司』『いわし』『そば』『豆』など総合的に提案されてとても素晴らしいチラシだと思います。一番上に掲載された恵方巻の分解写真・・・これがまたいいですね!(笑) 恵方巻は398、410、520、580、680、980円と幅広く展開し、主力は580円に設定している。また、寿司材料も充実し、手巻き寿司は出来合い、材料ともに力の入れようがわかる。ただ、上の企業とまったく違う観点の商品がユメタウンさんには入っている。それは・・・くじらです。実は、九州・山口地方(特に長門のあたり)では、節分には大きいもの《くじら》と小さいもの《豆》を食べると良いといういわれがあるのです。
右が山口県下のユメタウンさんのチラシです。さすがにメッカ!キッチリ『くじら』が提案されています。おぉ!でも、九州版と違う商品も!それは・・・穴子です。マグロなどの生ネタが消えて、焼き穴子になりました。九州では巻き寿司の芯に穴子を入れるのは珍しいですが、中国・関西に近づくにつれて穴子を芯に使うんですよね。
左はもう少し北上して、広島県下のユメタウンさん。お!広島に入ると『くじら』が消えましたねぇ。代わりにまた、イワシの甘露煮が大きく入ってきました。もちろん、焼き穴子は健在です。
右はもっと北上して、岡山県下のユメタウンさんです。いよいよ、恵方巻のメッカに近づきました。。。と言うことで、これまで『節分スペース』が1/4だったのを大胆に半分使用されています。
このように、今回はユメタウンさんのきめ細かいマーケティング力に感動しました。素晴らしーい!!
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