絶対に潰れないお店 PART3
今回は長~いロードでしたぁ~。17日某ショッピングセンター内でのセミナー、18~19日南九州でのセミナー、20~21日関西で販売計画書のツメと店舗クリニック、22日事務所でセミナーのテキスト作り、23~25日東北での店長セミナー、26日関西での販売セミナー、27~28日南九州で販売戦略会議と各バイヤーとの販売計画書のツメ。。。今日、土用の丑の日は近所のスーパーのうなぎ売場を廻ったり、久しぶりに事務所でまったりと残務整理してました(^_^)v
私の大好きな番組『週刊オリラジ経済白書』はいつも録画を撮る様にして、絶対に『潰れないお店シリーズ』だけは見るようにしています。先週また、その第3弾が放映されていましたね。その放映された頃は、東北地方での1泊2日の店長セミナーの一晩目。ちょうどその頃、グループワークをフォローしていましたね。長い出張が終わった週末にやっと観ることができました(^_^)
以前も書いたように、最近、私のこのブログに検索サイト経由でいらっしゃる方の圧倒的に一番多い検索ワードが『潰れないお店』です(笑)
●潰れないお店 PART1( http://pipika.air-nifty.com/blog/2007/05/post_d3f2.html )
●潰れないお店 PART2(http://pipika.air-nifty.com/blog/2007/07/part2_1378.html)
・・・お客さんが来てないようで何故に潰れない?!その訳は・・・いやぁ~ホント面白いですもんね!今回も自分の備忘録も兼ねて書いておく事にします。
今回のターゲットになったのは・・・『古本屋さん』『果物屋さん』『瀬戸物屋(せともの屋)さん』。そういえば、この3店舗もさびれ行く商店街の中にあっても、来店客がまったくなさそうに見えても・・・・今も尚、しっかり生き残っておられますよね。潰れない!儲かっている!そのワケは???
●古本屋さんの場合。テレビ調査で3日間の来店客はたったの14人。まったく来ない日もあるどころか、雨の日はお店は休みだというからビックリ!理由は濡れた身体や傘などで狭い店内を歩かれたのでは本が濡れるからだと言う。確かに。。。本の利益率は250円の買取で800円売価だったり、800円買取で1800円売価だったりで、5割から7割と言ったところ。しかし、お客さんが来なければ儲からないはず。では、そのからくりは???
(1)目録販売。いわゆる、通信販売がメインであった。取材を受けた本屋さんでも年4回、1000人の顧客にDMを送っていた。だから、目ぼしい本は店頭に置かないんだそうだ。ちなみに、店内の蔵書数は3万冊だが、別倉庫には20~30万冊あるという。別倉庫は絶対に火災にも遭わないようになっているんだそうです。通販での利益率は約5割。
(2)古本屋限定の『市』が開催されていた。そこで、お互いの本屋さんが在庫処分を行ったりしていた。時には一般顧客にも公開されたりしていて、またそこで新しい顧客を捕まえるチャンスにもなるんだとか。
(3)店頭に来るお客様が少なくても、出張買取がいいお客様だという。これを『宅買い』と言うらしい。最大で一度に、3000冊1200万円分の買取をした事もあるという。
締めて、古本屋さんの年商は600~800万円と言う。利益率5割だから年収は300~400万円と言う事になる。これまでのパート1や2のシリーズに登場した業種に比べたら、ちょっとスケールが小さくなったような気がするが。。。(笑)
●次に登場したのが、ひっそりとした住宅地の中によくある店舗面積5坪ほどの小さな『果物屋さん』。売られている果物を見ると、平均して売価はスーパーの1.5倍。果物屋なのに、やたらと果物の缶詰が並んでいるのが気になる。でも、この店もテレビ調査では3日間の来店客数はたったの19人と非常に少なかった。。。
(1)一般の小売より、圧倒的に『カゴ盛』のオーダーが多いらしい。果物を盛ったり、缶詰を盛ったり。お葬式や法事、お見舞い用である。5000円から何万円もするものがどんどん売れる。
(2)かき入れ時はお中元、お歳暮だという。平均単価6000円ぐらいのものが100箱は売れるという。お得意さんは周りのお医者さんなど。
(3)近所のお寺や葬儀社と提携していた。お寺と提携しておけば、『お供え取替え』が毎月4回依頼される。これで、月間40万円ぐらいにはなるそうだ。そして、葬儀が月に約2回。これで多い時で月間100万ぐらいになるそうだ。
締めて、果物屋さんの年商1200万円。粗利5割と考えると、年収600万円か。。。ここで、この番組をずっと見て来て、ふと気付いた事がある。確か・・・PART1の時は年収を紹介されていたが、PART2、そして今回のPART3は『年収』は紹介されず、『年商』つまり、『売上高』だけになった。これはPART1に比べると、『年収』では番組上インパクトが欠けるかな?(笑)
●最後は、瀬戸物屋さん。そうですね、これもありますよね(笑) 店頭での来店客数はテレビ局調査で3日間27人。今回の3店の中では一番多かったが、これでも大丈夫なはずが無い。入口の100円の茶碗がお買い得で沢山並ぶが、これもほとんど売れないという。まぁ、強いて言えば店頭の売れ筋は『8400円の高級お箸』とか、『土瓶のつる』だそうだ。これは意外でした。しかし!お箸は年に10本程度で84000円。土瓶のつるは年に60~70本売れているが、1本が90円だから多く見積もっても年間4200円。これではお話にならない。じゃ~どうして潰れないの???
(1)昔仕入れたけど、全然売れずに長期在庫でいつの間にか『骨董品』になってしまった。すると、マニアの方がケース買いでどんどん買って行くそうだ。ミラーマンのコップとか、ロボコンのお皿とか。。。(笑)
(2)2番目の理由はまた・・・バックが居ました!地元の役所や学校との取引が大きいのだそうです。月間100~200万円あるんだそうです。給食の食器とか、厨房機器とか。学芸会に使う『藁草履』とか、夏場校庭で使う『ビニルプール』とかも調達依頼があるんだそうです。これはもう定価販売でしょうからすっごい粗利率だと思いますよ(笑)
(3)更には!地元の飲食店を取り囲んでいた。このテレビに登場した瀬戸物屋さんでも地元の飲食店300軒に出入りしているんだとか。少しでも食器が欠けたら、次が必要となる。しかも、同じ種類のものを調達してあげなければならない。新しい飲食店がオープンする時、出前をやらないお店でも30~50万円分の食器や厨房用品を調達してあげるんだとか。
締めて、瀬戸物屋さんの年商・・・なんと!1800万円なんだそうです。凄ーいッ!粗利も高そうですから年収も1000万円下らないのでは?
それにしても、回を追うごとに年商の金額が小さくなっているような気がします・・・(笑) もうネタが少なくなってきたのかなぁ~(~_~;) 番組プロデューサーの方、頑張って下さーいッ!どんどん掘り起こして下さーいッ!期待してますよーッ!(^_-)-☆ 大型量販店やスーパーが出来ても潰れそうで潰れない、増してやビルに建て替わる立派なお店はまだまだあるような気がします。街の電器屋さん、昔ながらの小さな和菓子屋さん、お花屋さん、お肉屋さん、文房具屋さん、本屋さん、パーマ屋さん(笑)美容室。。。やはり、そこには何らかの儲かる仕組みがあるんでしょうねぇ~(*^_^*)
最近のコメント