皆様、こんばんは。只今、11日午前3時過ぎです。今週も週末は事務所にこもって、来週のセミナーで使用するパワーポイント及びテキストの制作に追われております。
先日9日に、国土交通省より6月から実施する高速道路の新たな上限料金制度を正式発表されましたね。今年のお盆商戦を占う上でも、非常に重要なポイントになるところです。
内容は現行の「休日上限1000円」など既存の割引をほぼ全廃し、普通車は曜日を問わず2000円を上限とするなど、車種別に上限料金を設ける…というものでした。軽自動車については、従来通りの1000円上限でほぼ変わりませんが、走行距離が70キロ未満の普通車は上限の2000円に届かないため恩恵を受けられない上、これまでの割引廃止で実質値上げとなり、あちこちから反発も出ているんだそうです。・・・でも、このまま実施されるんでしょうね。
私的に、このニュースで注目した点は…
●フェリー事業者に配慮して、本州四国連絡高速の料金がエラク上がりましたね。なかなか、讃岐うどんを食べに行けなくなりました(>_<)
●休日だけの1000円上限から毎日2000円上限になり、平日のビジネス利用(遠距離のクルマ出張族)がイッキに増えそうですね。鉄道やバス事業者は更に厳しくなるのでは。。。
●不可解なことに・・・渋滞緩和の為にあれだけ導入を促していたETCですが、今回の上限料金システムでは、ETCを付けていても付けてなくても適用されるんだとか。
●ETC優遇は消滅したが、変わって登場したのがエコカー優遇制度。これによりエコカーは普通車2000円上限が軽自動車と同等の1000円上限となる。但し、施行は7月以降。
ここで、気になるのはエコカーとは何ぞや?ってことでしょう。今一度、前原国交相が発表時に使用した要旨集(http://www.mlit.go.jp/common/000112017.pdf)をしっかり確認すると、19ページに『エコカー割引の対象車』という説明文があります。条件は2つですね。
●普通車のエコカー免税対象車のうち
●燃費が軽自動車と同等の20km/L以上の車両
わかりやすく言うと、リッター20km以上走る普通車であっても、エコカー免税車でなければならないってことです。つまり、フィットやヴィッツ、パッソ、そしてうちの嫁さんの『真っ赤なチョロQ』…などの車両はカタログ値で軽くリッター20km以上走りますが、エコカー免税車ではないので、このエコカー優遇の対象ではないってことです。上記の車両はエコカー減税車であって、免税車ではない ですもんね。
じゃ~、1000円上限のエコカー優遇を受けるクルマって何よ? 普及度合いから言って、 『ハイブリッド車で燃費が20km以上』 ってことになります。ところで今、国産車のハイブリッドカーと言ったらどのくらいあるんでしょ?
HONDA系
□インサイト(189.0~227.0万円)燃費28~30km優遇○
□CR-Z(226.8~249.8万円)燃費22.5~25km優遇○
□シビックHV(228.9~285.6万円)燃費28.5~31km優遇○
TOYOTA系
□プリウス(205.0~327.0万円)燃費35~38km優遇○
□SAI (338.0~426.0万円)燃費23km優遇○
□エスティマHV(376.0~505.7万円)燃費19~20km 優遇△
□ハリアーHV(422.1~503.0万円)燃費17.8km優遇×
□クラウンHV(540.0~620.0万円)燃費15.8km優遇×
LEXUS系
□HS250h(395.0~535.0万円)燃費23km優遇○
□RX450h(545.0~650.0万円)燃費18.8~19.4km優遇×
□GS450h(697.0~797.0万円)燃費14.2km優遇×
□LS600h(1.000.0~1.550.0万円)燃費12.2km優遇×
ってことで、先日ご報告頂いた『ハリアーハイブリッド』は残念ながら優遇されませんが、 『SAI』は1000円上限の優遇を受けますよ!(^O^)/ しかし、1000ccのフィットやヴィッツはエコカー優遇を受けられずに、2400ccのSAIやHSは優遇されるって・・・こんなんでいいのかなぁ~?
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