毎年、この時期になると、
博多・天神の街にお囃子が鳴り響く。。。
三遊亭円楽師匠がプロデュースする
『博多・天神落語まつり』 である。
今年はその7年目、7回目です。
今年も11月2日(土)~4日(祝)の3連休
江戸落語の実力者、そして上方落語の爆笑王、
計50名が博多・天神に集結して
4会場にて、昼夜2回、計24の落語会がイッキに
公演されます。
今、この時間もやってるんです。
やはり・・・
日本最大の落語の祭典なんだそうです。
私もスケジュールを調整して必ず、
毎年1公演は観るように、ホント楽しみにしています。
ところが、昨年はひとつもチケットが取れなくて
大変悔しい想いをしたので・・・
今年はネットで早々に予約申し込みをした上で
7月26日、チケット発売初日にゲットしてたんです。
もう3ヶ月以上も前のことですね。
開幕初日の開幕公演、しかも第1会場のチケットゲット!
それでも、前から19列目。。。
でも、まぁ、そんな後ろの方でもないんじゃないでしょうか(笑)
私がゲットした第1会場の福岡銀行本店大ホール前に
開演20分前に着くと、こんな感じ・・・
いつもは銀行本店の格調高い敷居も
今日だけは、まるで寄席のように、沢山ののぼりが立ち
明るかったですね。
会場入口には、この公演のプログラムが・・・
立川生志さん、三遊亭歌之介師匠、林家たい平さんは
この落語会で拝見したことがありますが、
桂雀々さん、そして笑福亭鶴瓶師匠・・・
半沢直樹のお父様(笑) の高座は初めてです。
ホールの入口では各出演者のグッズの販売がされており
非常に賑わっておりました。
会場内はこんな感じ・・・
開演10分前というのに、ひとつも空席がない超満員。
私のチケット・・・前から19列目。。。
後ろから3列目じゃん!
危なかったんですね。
もうちょっと遅ければ、今年も観れないところでした。
■プログラム1
一番目の演者として、
気遣いされたこのイベントの紹介。
このイベントとの関わりから、
地元出身らしい福岡ネタで爆笑を誘い、
会場の気持ちを一気に掴む。。。
旨すぎる!
そして、本題の古典落語へ自然と入っていく。
勉強になるわ~
■プログラム2
初めて拝見する噺家さん、雀々さん。
上方落語の爆笑王とも評されるすごいお方。
演じられた古典落語『手水(ちょうず)廻し』は
正直、色んな方で聴いたことがあった。
しかし!
こんな迫力ある! 畳み掛けてくる!
『手水廻し』は初めて でした。
笑いすぎて、涙が溢れ出る。
反則と言いたいぐらい、
面白かった。わろた。
■プログラム3(前半のトリ)
20数年も前から、私が追っかけしてます
師としてリスペクトしてやまない、三遊亭歌之介師匠。
雀々さんが『動』なら、歌之助師匠は『静』。
シャイな語り口から、
マシンガンのように繰り出されるギャグ
に会場はいつの間にか爆笑の渦と化していく。
ファンとしては聴きなれたネタであっても
何度聴いても、吹き出し笑ってしまう。。。
何なんだ~この話の旨さ、間の取り方は・・・
またまた感服。
■プログラム4
笑点に出ているたい平さんより
「生・たい平」さんの方が私はずっと好きですね。
今回の古典ネタは、
スゴイ長ゼリフにもの言わしたした物凄い出し物だった。
ネタのあちこちに・・・
今一番新しい時事ネタとして・・・
有名ホテルの食品偽装問題。
天皇陛下に手紙出した山本太郎議員や
国会の承認なしに挑戦に渡ったアントニオ猪木議員
に触れたりするところが、
新しいもの(ネタ)作りへの探究心
がスゴかった。
スゴイ長ゼリフの出し物を用意したあたりも
今流行りのドラマ、
半沢直樹やリーガルハイの長ゼリフを
意識した上でのものだったのかもしれませんね。
今という時間の流れを読む・・・
凄すぎです。すごく勉強になりました。
■プログラム5(大トリ)
初めての生・鶴瓶師匠です。
期待を裏切らない・・・余裕のお笑い。大御所です。
タモさんとの話し。
半沢直樹では首吊っただけなのに・・・(笑)
前フリの世間話からドッカンドッカン爆笑。
そして、本題は古典ネタは
『錦木検校(にしきぎけんぎょう)』という人情噺。
前半の前フリで爆笑を誘い
後半の本題では
笑いよりも感動を呼ぶ。
たった20分程度という短時間の中で
素晴らしい構成でした。
こんな展開の構成は珍しいです。
素晴過ぎます。。。
一人の公演時間は
歌之介師匠のみが最長の40分で
あとの4人が20分といった感じでした。
すべての演目が終わり、会場を出ると
プログラム表に、今日の演目が貼りだされていました。
いやぁ~面白かったぁ。
よ~ワロタ。
しっかし、勉強なったわぁ~!
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