
皆様、こんばんは。
只今、七夕の午前4時過ぎです。
相変わらず、オフィスに籠もったまま、お仕事中です。
上のグラフは、
インテージによる調査結果
●軽減税率の認知度については
・聴いたことある程度が86.9%で
・いや、内容まで理解しているが32.5%
・・・なんだそうです。
ほとんどの方が
『軽減税率』の名前だけは聴いたことあるけど
中身までわかっている人は3割強。
まぁ、そんな感じでしょうね。
私も色んな方とお話ししての実感もこんな感じです。
しかし・・・
●ポイント還元制度の認知度は70.6%
つまり、キャッシュレス決済したときに
お店によっては2%から5%を
ポイントとして還元されることを
知ってる方が7割強。
そんなにいるかなぁ~???
私の実感としてはもうちょっと低いですね。
調査対象は2,113人とあるけど
誰に訊いたんでしょう?
特に、ここ九州はもっと低いと思うけどなぁ・・・(笑)
ちなみに、今、現金決済派の方に
増税後、キャッシュレス決済を利用しますか?
と尋ねると・・・

ポイント還元される
スーパー、コンビニで24%強。
逆に、ポイント還元されない
ドラッグストアで28%強。
これって、
ホントにわかってるのかな~と思ってしまいます。
そこで今夜は、大好評だった第1弾に続き
「今更、他人には訊けなくなった
『増税』のお話を面白解説」
の第2弾として 【ポイント還元編】です。
政府は今回の増税に伴う
●消費停滞対策 と
●キャッシュレス決済の利用拡大
を狙って、期間は9ヶ月間、
今年度予算は3,000億円弱を
ポイント還元費用として用意しています。
その分配方法として・・・

まず、
・A…小売り、飲食の中小企業
・B…コンビニ、外食などの大手チェーン
・C…大手スーパー、百貨店と一部除外業種
・・・の大きく3つのグループに分けたのです。
その各々のグループに対して・・・

カードや電子マネーなどのキャッシュレス決済
した場合に限り
・Aグループには5%、
・Bグループには2%のポイントとして還元する
費用を政府が負担するわけです。
しかし、残念なことに
・Cグループには一切補填しないとのこと。
もし、還元したいのなら
自己負担で還元しなさいってことに
なったわけです。
第1弾からココまでをまとめると!
●税率の10%、8%は
商品(食品、酒、医薬品など)で区分けして
●ポイント還元率は
そのお店の業種、業態、規模で区分け
されているのです。
では、例えば、
チョコレートを買ったとしましょう。
その場で食べなければ、
どこで買っても税率は8%でした。
しかし…

・Aのお店では5%のポイント還元されますので
8%-5%で、実際の税負担率は3%となります。
・Bのお店では2%還元ですので
8%-2%で、実際の税負担率6%。
・Cのお店では政府負担による還元がないので
実際の税負担率は8%のままです。
この差は大きいですね。
だから、この度、
Cに含まれていた多くの大企業さんが
減資されて『中小企業化』されてる訳です。
はい、第2弾のお話はコレでおしま~~い。。。

ココで終わってしまっては
チコちゃんに叱られそうです。
ここからが真骨頂。
もう1歩踏み込んでよ~く考えてみましょう!
上の表は、
税抜き代金に対してポイント還元した場合
の実質税率ですよね。
でも、現状、
国内の多くのカード会社のポイント付与率は
税込みの支払総額に対してです。
貴方のカードも
税込み総額に対してポイント付いてませんか?
日本の多くの企業の仕組みがそうなっているのです。
…となると、実際は・・・

多くの場合、
こうなるのではないでしょうか?!
Aのお店での実質税率は
たったの2.6%。
この差はめちゃくちゃデカイですよねぇ~
この記事の冒頭に書いた…
●ポイント還元制度の認知度は70.6%
ホント、7割の人が
このことを知ってるんやろか?
とても心配になります。
今回も・・・
私が持ち合わせている拙い知識内で書いておりますので
もし万が一、間違いがありましたら
早めにご一報頂ければ
心より嬉しく思う次第です。
よろしくお願い申し上げます。
追伸【ご注意下さい!】
政府関係部署からの様々な通達や指導を拝見すると・・・
●税率は10%と8%の2通りしか存在しないこと
●つまり、実質税率とか、差し引き税率などという言葉は存在しない
ということを徹底、指導されておられるようですので
この記事に掲載された表や
実質税率なる表現はお客様向けには一切されないよう
ご注意をお願い申し上げます。
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